実践 インフラ資産のアセットマネジメントの方法

著者:小林潔司・田村敬一・大島郁江・河野広隆・江尻良・貝戸清之・湯山茂徳・坂井康人・青木一也・藤木修・大津宏康
分野:土木工学
ページ数:284頁
判型:A5版
ISBN:978-4-8446-0838-7
定価:本体 4,500円 + 税
アセットマネジメントの特徴は、工学に限らず、経済学や経営学を含めた総合的なマネジメント技術であるところにある。本書は、構造物の点検・モニタリング、劣化予測と診断、補修・補強といった個別の要素技術に重点を置いた従来の書籍と異なり、総合的なマネジメント技術であるアセットマネジメント全体を俯瞰し、体系的に解説している。
目次正誤表追加情報
第1章 アセットマネジメント
1.1 はじめに
1.2 アセットマネジメントの導入と課題
1.3 アセットマネジメントのガバナンス
1.4 本書の構成
第2章 ISO55000シリーズとアセットマネジメント
2.1 はじめに
2.2  ISO55000シリーズの策定経緯
2.3 ISOによるアセットマネジメントの基本
2.4 ISOによるアセットマネジメント
2.5 おわりに
第3章 アセットマネジメントの国際比較
3.1 はじめに
3.2 アセットマネジメントの国際標準化
3.3 PMSの国際デファクト標準化
3.4 アセットマネジメントと維持管理契約
第4章 アセットの整理
4.1 資産の状況把握
4.2 データベース
4.3 ビッグデータの活用
4.4 おわりに
第5章 状態監視、故障・劣化モードと健全性評価
5.1 状態監視
5.2 故障・劣化モード
5.3 健全性評価
5.4 おわりに
第6章 インフラ会計と資産の耐用年数
6.1 アセットマネジメントとインフラ会計
6.2 インフラ資産の会計方式
6.3 耐用年数の基礎概念
6.4 耐用年数の決定方式
6.5 まとめと課題
第7章 インフラ資産の劣化予測とライフサイクル費用評価
7.1 はじめに
7.2 劣化予測
7.3 ライフサイクル費用評価
7.4 おわりに
第8章 リスク評価
8.1 はじめに
8.2 リスクとは
8.3 リスクマネジメント
8.4 リスクの工学的評価
8.5 適用例
8.6 アセットの状態モニタリング
8.7 技術者の技量認証
8.8 おわりに
第9章 サービス水準の設定
9.1 はじめに
9.2 ロジックモデルの構築
9.3 リスク管理水準の設定
9.4 リスク適正化の事例
9.5 はじめに
第10章 PDCAサイクルと継続的改善
10.1 はじめに
10.2 アセットマネジメントと内部統制
10.3 内部統制を考慮した業務プロセス
10.4 おわりに
第11章 適切な投資計画と資金戦略
11.1 アセットマネジメントと投資計画
11.2 投資計画の策定プロセス
11.3 資金戦略
11.4 収支予測と財務的マネジメント
11.5 まとめと課題
第12章 アセットマネジメントの適用事例 舗装
12.1 はじめに
12.2 京都モデル
12.3 舗装アセットマネジメントのための技術
12.4 おわりに
第13章 アセットマネジメントの適用事例 橋梁
13.1 はじめに
13.2 橋梁マネジメントシステム
13.3 部材の劣化予測
13.4 おわりに
第14章 アセットマネジメントの適用事例 下水道
14.1 はじめに
14.2 アセットマネジメント導入政策
14.3 アセットマネジメントの目標と計画
14.4 アセットマネジメントの最適化
14.5 アウトソーシング
14.6 おわりに
第15章 アセットマネジメントの適用事例 斜面・土工構造物
15.1 はじめに
15.2 道路斜面・土工構造物のマネジメントの基本概念
15.3 道路斜面・土工構造物の維持管理における着眼点
15.4 対策工の性能劣化を考慮した検討事例
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