趣味で物理学

著者:広江克彦
分野:理学
ページ数:270頁
判型:A5判
ISBN:978-4-8446-0716-8
定価:本体 1,800円 + 税
(2020.2.27追記)書影横の「立ち読みする」をクリックすると、サンプルページご覧いただけます!

人気webサイト「EMANの物理学」の書籍化第一弾。大学レベルの力学と電磁気学を高校生でも理解できるように解説。既存の教科書と異なり、エネルギーとは何か等、初学者が感じる戸惑いや率直な疑問も無視せずに書かれていて、読者の「もう少し勉強してみようか」という気持ちを引き出してくれる。“趣味で”とタイトルにあるように、専門家でない人でも、今は学問から離れた大人も物理学を知ることを楽しめる。

【著者紹介】
広江克彦(ひろえ かつひこ)…1972年生まれ。岐阜県出身。静岡大学理学部物理学科卒。同大学院修士課程修了。2000年より物理学を解説するwebサイト”EMANの物理学”の運営を開始。2007年に「趣味で物理学」、2008年に「趣味で相対論」、2015年に「趣味で量子力学」を上梓。現在は農業に片足をおきつつ、執筆に励む。”EMAN”(エマン)は中学の頃からのあだ名であり、ネットでも主にその名前で活動している。
目次正誤表追加情報
第0章 準 備
0.1 本書の構成.
0.2 本書での記号の使い方
0.3 どの量をどんな文字で表すか
0.4 図が少ないのではないか
第1章 力 学
1.1 運動量保則.
1.2 エネルギー保存則
1.3 角運動量保存則
1.4 力学のまとめ
第2章 電磁気学
2.1 目標と方針
2.2 マクスウェル方程式の概観
2.3 電荷の間に働く力
2.4 静電場
2.5 静電場の満たす方程式
2.6 微分法則を使う理由
2.7 電束密度の意味
2.8 電流と磁場の発生
2.9 ローレンツ力
2.10 物質中での磁場
2.11 電磁誘導
2.12 マクスウェル方程式の完成
第3章 電磁方程式をいじりまわせ
3.1 マクスウェルの方程式はなぜ解けるのか
3.2 電磁波
3.3 電磁波のエネルギー(前編)
3.4 電磁波のエネルギー(後編)
3.5 マクスウェルの応力
3.6 電磁波の運動量(前編)
3.7 電磁波の運動量(後編)
3.8 エネルギーと運動量
3.9 電磁ポテンシャル
3.10 ゲージ変換
3.11 遅延ポテンシャル
3.12 等速運動する点電荷
3.13 点電荷が発する電磁波
3.14 力学との接点
3.15 電磁気学のまとめ
第4章 補習の部屋
4.1 外積について
4.2 ガウスの定理
4.3 ストークスの定理
4.4 ∇(ナブラ)を使え!
4.5 直線上の電荷が作る電場の計算
4.6 デルタ関数
4.7 単位系による違い
4.8 電気力線の実在性
4.9 慣性モーメントテンソル
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