医療従事者のための医療経済・経営入門

著者:坂野康正 尚和直生 北村茂三 芳士戸治義
分野:コメディカル
ページ数:150
判型:A5判
ISBN:978-4-8446-0836-3
定価:本体 2,600円 + 税
本書においては、医療経済・経営は、医療現場の実務的な活用面から非財務的思考を中心として論述している。しかしながら、財務的または金銭的な思考部分を否定しているわけではなく、むしろ医療従事者の視点から「患者中心の医療」を実践していくための実効性を有する方法となることに重点を置いている。
目次正誤表追加情報
はじめに
第1章 経済・経営・医療
1.1 経済の語源と意義
1.2 経営の語源と意義
1.3 医療の意義
1.4 医療従事者
1.5 医療と経済経営との調和
1.6 医療における真の利益
第2章 医療経済・医療経営
2.1 医療経済・医療経営の必要性
2.2 医療経済・医療経営の特殊性
2.3 医療経済・医療経営の論理性
2.4 スケールメリット
2.5 費用対効果
第3章 患者中心の医療
3.1 患者中心の医療
3.2 チーム医療
3.3 EBM(Evidence Based Medhicine)
3.4 Informed Consent
3.5 QOL(Qoality of Life)
3.6 セカンドオピニオン(Second Opinion)
3.7 患者満足度
3.8 日本医療機能評価機構
3.9 ISO(the International Organization for Standardization)
第4章 医療経済経営の可視化
4.1 理論と活用
4.2 SWOT-analysis
4.3 PDCA-cycle
4.4 BSC(Balanced Score Card)
4.5 医療機関におけるBSC
第5章 変わる医療
5.1 医療技術の進歩
5.2 医療のIT化・オーダリングシステム
5.3 包括医療費支払い制度方式(DPC)包括医療
第6章 医療圏と医療機関
6.1 医療圏
6.2 病院及び診療所の区分
6.3 医療法30条による医療計画
6.4 地域医療支援病院
6.5 特定機能病院
6.6 救急指定病院
第7章 医療計画
7.1 医療計画策定の趣旨
7.2 医療計画
7.3 医療計画の作成について
7.4 医療連携体制について
7.5 医療従事者の確保等の記載事項について
7.6 基準病床数及び特定の病床等に係る特例等について
7.7 既存病床数及び申請病床通について
7.8 医療計画の作成手順等について
7.9 医療計画の推進について
7.10 都道府県知事の勧告について
7.11 公的性格を有する病院の開設等の規制について
第8章 日本の健康保険制度
8.1 国民皆保険の意義
8.2 日本の国民皆保険制度の特徴
8.3 日本国民医療費の負担構造(財源別)
8.4 健康診断・予防医学
第9章 医療の安心安全
9.1 リスク・マネジメント(Risk Management)
9.2  Risk ManagementとCrisis Management
9.3 インシデント・アクシデントレポート報告制度
第10章 医療事故と医療訴訟
10.1 医療事故・医療過誤
10.2 医療訴訟:民709条と民415条
10.3 故意または過失
10.4 医療訴訟と医療機関・医療従事者
10.5 医療訴訟と患者・患者家族
第11章 個人情報保護
11.1 個人情報
11.2 個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)
11.3 個人情報の漏洩と損害賠償
11.4 個人情報保護の責務
第12章 患者接遇
12.1 接遇
12.2 挨拶(Greeting/Salutation)
12.3 HospitalとHospitality
12.4 ServiceとHospitality
第13章 Opinion-Case Study トレーニング
13.1 医療現場と関連視点(Opinion-Case Study)
13.2 患者サービスの向上、満足度からみた病医院経営
13.3  Case Studyを通じて考える医療経済・医療経営効果
付録・三大標準表
用語解説抜粋
現在お知らせするものはありません。
現在お知らせするものはありません。

関連書籍