【新刊】改訂版 建築計画学

著者:松本直司(名古屋工業大学 名誉教授)/櫻木耕史(岐阜工業高等専門学校 建築学科 准教授)/瀨田惠之(元 一般財団法人住宅保証支援機構 住宅保証研究所 研究第二部長)/高井宏之(名城大学 理工学部 建築学科 教授)/建部謙治(愛知工業大学 名誉教授)/谷田真(名城大学 理工学部 建築学科 准教授)/中井孝幸(愛知工業大学 工学部 建築学科 教授)/夏目欣昇(名古屋工業大学 工学部 社会工学科 建築・デザイン分野 准教授)/西尾洸毅(八戸工業大学 工学部 工学科 講師)/西本雅人(福井大学 工学部 建築・都市環境工学科 准教授)/船曵悦子(大阪産業大学 デザイン工学部 建築・環境デザイン学科 教授)/宮崎崇文(愛知工業大学 工学部 建築学科 講師)/矢田努(愛知産業大学 名誉教授)
分野:建築工学
ページ数:446
判型:B5
ISBN:978-4-8446-0954-4
定価:本体 4,000円 + 税
この数年の間に世界情勢はめまぐるしく変化している。ビッグデータを活用した情報通信技術や、 IoT、AI の技術革新などが、これまでにない速度で世の中を物理的にも精神的にも変えてきている。こうしたなかで、建築が積極的に新局面を誘発し、展開する場として機能することが必要となっている。
建築計画学も創生期から成熟期を経て、新たな展開が図られる時期になってきた。これまでの人間のための空間を創造するという建築計画学の理念そのものが、地球環境の保全や生物多様性の持続というグローバルな問題へシフトし、建築の目標が大きく変化してきている。さらに、都市空間を構成するものとしての建築の社会的意義である表現の自由や多様性、芸術性が追求されるようになってきた。建築することが都市をつくることになってきた。
この流れの中で、本書にもこれまでの建築計画学とは異なるいくつかの特徴を込めたつもりである。中でも地球環境の持続性の問題は最も大きい。つくり続けてきた建築から、良いものを長く使いこなす時代の到来である。人間中心から、生物界全体の問題として建築をとらえ直す必要がある。
建築を初めて学ぶ学生を対象とし、内容がわかりやすいことを心がけたが、特別な項目を深く掘り下げている箇所が散見されることも事実である。そこについては、一通り学んだ後にでも再読いただくと、その有用性が認識されるものと考えている。
目次正誤表追加情報
第 0 章 はじめに

1部 建築と空間の計画
第 1 章 建築と計画
第 2 章 人間と空間
第 3 章 人間と建築
第 4 章 身体と人間行動
第 5 章 人間と空間のイメージ
第 6 章 計画と設計の過程
第 7 章 計画と設計
第 8 章 建築空間の性能

2 部 住まいの計画
第 1 章 住まいの機能と諸条件
第 2 章 独立住宅の計画
第 3 章 集合住宅の計画
第 4 章 住宅地の計画
第 5 章 現代住宅の課題

3 部 施設の計画
第 1 章 子どもの育ち・あそぶ(子ども施設)
第 2 章 成長する・見守る(保育施設)
第 3 章 学ぶ・教える(学校)
第 4 章 調べる・揃える(図書館)
第 5 章 鑑賞する・展示する(博物館)
第 6 章 観劇する・演ずる(ホール)
第 7 章 買う・売る(商業施設)
第 8 章 泊まる・もてなす(宿泊施設)
第 9 章 執務する・ビジネスをする(業務施設)
第 10 章 癒す・治療する(医療施設)
第 11 章 自立する・支援する(福祉施設)
第 12 章 集まる・交流する(コミュニティ施設)
第 13 章 まちづくりと建築
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